獏の餌

K次のブログ

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余命

2022年の1月、丸4年以上(個体でいうと3年ほどだろうか)使い続けたiPhone8を買い替えようかと、ふいに思いたつ。iPhone8からiPhone13 Proに買い替えたという人に会ったのがきっかけだった。

指紋認証、3D Touch、薄さ大きさといったiPhone8の特徴を気に入っていた。
何よりiPhone8の機能で十分だった。満足していた。新機種が発表されるたびにガジェットオタクとしての興味は湧いたけど、ユーザーとして購入の動機にはならなかった。

けれど、最近不満点が現れた。バッテリーの"持ち"である。ここのところ冬で寒いということもあり、バッテリーの持ちが非常に悪い(一般的に寒いとバッテリーの消耗は早くなるという)。修理に出してバッテリーを交換しても良いが、流石にそろそろ製品寿命とも言えるiPhone8である。仮に近いうちに買い換えるのだとしたら、バッテリーを交換するのはもったいない。

「激しくなったバッテリーの消耗」という1つ目の買い替えの動機を、僕は得てしまった。しかし、これはまだ優柔不断な僕に大きな出費を決断させるには不十分だった。

 

不便

使っていたスマホケースは、本体側面のボタンも画像のように覆う形で保護するケースだった。しかし、電源ボタンのカバーが折れてしまったのだ。見た目もあまり良くはないのだが、それ以上に使い勝手が悪くなった。カバーが無くなったために本体ボタンを直接押す必要があるが、カバーの「土手」で奥まった形状になってしまい、これが大変押しづらい。

普段なら新しいケースを注文するところだが、買い替えを検討しているスマホのケースに手は出ない。「ケースを買い替えるなら、本体もこれを機に変えてしまおうか」。そんなふうに僕は2つ目の動機を得てしまった。ただしこれもまだ、僕の覚悟は決まらなかった。

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電源ボタンのカバーが破損してしまったために、電源ボタンが押しづらい。

 

引導

こんなふうに、長く使って愛着のあるiPhone8への別れ惜しさと、最低でも10万程度する出費のパンチで、買い替えを決めきれずに渋っていた僕にも、いよいよ決定的な動機ができる。

ある朝駅に向かう途中、iPhone8をアスファルトに落としてしまった。画面を下向きにして、地面に伏せているiPhone8を引き上げて確認すると、画面にはヒビが入っていた。
今は亡きホームボタン周辺へのヒビであるので、臨時的には使用に耐えるが、長くは使えないだろう。
ヒビを見た瞬間に、僕は「ああ、買い替えよう」と対抗できない動機を得てしまった。
うじうじしている僕に対して、iPhone8が向こうから引導を渡してきたような気さえした。

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本体画面側にヒビが入ってしまった。



転生

決めてしまえばそこはガジェットオタクである。本体をどうするか、周辺機器はどうするか、ノリノリで悩む。
本体は、両極端の13 miniとPro Maxで悩んだ。コンパクトで「ケータイ」という道具としての利便性をとるなら13 miniだ。本体サイズで言えばiPhone8と変わらない。もっとも扱いやすいだろう。一方、Pro Maxの高性能なカメラや大きな画面は写真やカメラを趣味にする僕にとって魅力的であった。どデカいスマホを使ったことがないので一度くらい試してみようと、Pro Maxを選んだ。
また、周辺機器は下のものを買った。参考にしてほしい。
使い始めて間もないが今のところどれも満足している。

 

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iPhone 8と13 Pro Maxの比較。本体も画面も大きくなった。

 

浦島

使い始めてすぐに画面の美しさに惚れ惚れするばかりである。カメラの画質もすこぶる良い。本体が大きいのが扱いづらいのは間違いないが、一方、見やすさは圧倒的だ。iPhone8の画面など、おもちゃのそれに思える。まだまだ試せていない機能・性能はたくさんあるので、少しずつ扱いこなしていきたい。TwitterinstagramiPhone 13 Pro Maxで撮影した写真なども投稿すると思うので、フォローしてくれると嬉しい。

ありがとう、iPhone8。
間違いなくガジェット史に残る不朽の名機だった。

しかし、箱を開けた今、彼は老けてしまったな。足るを知るとは、知らないことよって得られるものだ。

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おまけ - iPhone 13 Pro Maxのために買い集めたアクセサリ -

※2022年2月26日:文章を一部修正しました。画像を差し替え、追加掲載しまいた。